~東西東西~ 西川浩平氏

桐朋学園音楽高校のフルート科を卒業した西川浩平氏は、小澤征爾率いる新日本フィルハーモニーの一員、フルート奏者として、世界の大きな舞台を踏みました。1970年代のことです。

しかし音楽家の人生はそんなに簡単でまっすぐではないらしく、西川浩平氏はフルートを演奏しながら世界的に活躍する中に、楽器の奏でる音の中にふともう一つのノスタルジーに目覚めていったようです。邦楽。同じ笛でも日本の横笛です。

1980年には、日本音楽集団という現代邦楽グループに入団し、ヨーロッパ公演で今度は横笛の音を広めていきました。歌舞伎との共演も果たし、海外の大きな交響楽団と共演も。フルートといえば管楽器なのに、どうして木管の横笛の音に結びついていったのでしょうね。

今では自分のグループ「ニシカワ・アンサンブル」を率いていて、そのメンバーの故郷カナダやアメリカを中心に、熟年の渋さを和楽器の音に乗せて広めています。共演は東西の音楽が出会うよい機会になっているのですね。

menu